斉通 2017年6月②号

        

 
税を 公平に!
 
 税にとって最も重要なことは、“公平さ”です。
 
 まず、「横の公平さ」、つまり、同じ所得の人は同じ税率であるのが公平です。
 ところが、給与所得者は所得の9割が補足されているのに、それ以外は5割以下しか補足されていないのではないかと問題があります。1960年代に問題視され、その後はあまり言われなくなりましたが、実はむしろ悪化していると言われています。こうした「所得の捕捉」の問題や、「租税の回避」の問題を正してから、後述の「所得税の累進性」を進めないと、給与所得者の負担ばかりが増えるので、単純な累進性の議論にはおおいに注意が必要です。
 
 次に、「縦の公平さ」、つまり、所得が増えるほど高い税率をかけることが公平です。
ところが、所得税負担率(所得税/所得)(2014年)は、所得1億円の28.7%をピークに下がり続け、所得100億円を超えると17.0%にまで下がってしまうのです(国税庁調べ)。所得が多いほど税率が低くなるという、極めて不公平な状態になっています。
 
 こうした不公平な状態を正し、喜んで税金を「預けてやるぜ!」と思える世の中を作ろうではありませんか。


2017年06月11日