斉通 2017年5月①号

        

 
安心だと信頼していただける「より良い年金制度」へ  
 
  日本経済のエンジンの一つが「自由主義経済の原則」(市場を通じて財やサービスが自由に取引されるのが望ましいとの考え方)です。競争により個々の能力を発揮することを目指すこの原則は、現在の日本経済においてとても重要なものです。
 しかし、全く安全網のない「自由主義経済」は極めて危険です。予想外の医療費などがかかったり、不慮の事故で働けなくなった場合に、「自由主義なので、家族で路頭に迷ってください」といって放置するのでは、社会に不安が蔓延しますし、また、国家全体の活力が失われかねません。
 私たちは一人では生きていけないのです。そして、誰もが、自由主義経済の荒波に飲まれる危険性があります。そんな中、そっと手をさしのべるのが、政治の役割だと思っています。

 そんな安全網の1つが、年金です。年金は安全網ですから、「絶対に安心だ」と信頼していただける制度作りをすることが重要です。高橋なりひさは、現在も高齢者関係の専門誌に毎月コラムを連載するなど高齢者問題に取り組んできましたので、より良い年金制度を作りたいと思っています。
 より良い年金制度の実現のためには、現在の「賦課方式」(現在の勤労世代が払い込む保険料を現在の高齢者に給付する方式)をやめて、徐々に「積立方式」(若いうちに支払った保険料を積立てておいて老後にそれを受け取る方式)へ移行することを検討すべきだと考えます。つまり,賦課方式には,高齢化社会においては年金財政が逼迫して,高齢者への給付が減るという欠点や,保険料と給付のタイミングがずれて勤労世代に過度の負担感を背負わせるという欠点がありますので、それを克服すべきだと思います。
 もちろん、この移行にはいくつかの工夫が必要です。だからこそ、「よい年金制度をつくりたい」という熱意こそが重要です。一緒に、「よい年金制度」を作りませんか!?


2017年05月10日